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天然の滑り台に歓声 キャニオニング体験−−白馬

長野県

信州彩夏:/9 天然の滑り台に歓声 キャニオニング体験−−白馬 /長野

8月22日13時2分配信 毎日新聞


 白馬村の渓谷で、子供たちの楽しそうな声が響き渡る。岩場を滑り降りる水遊び「キャニオニング」。参加者はヘルメットにウエットスーツと完全装備。足からゆっくり水に入ると「冷たい」「気持ちいい」と歓声が上がった。北アルプスの雪解け水と、清流のせせらぎが、天然の涼しさを気付かせてくれる。
 勇気を出して高い岩から飛び込めば、水しぶきが小さな虹を描き出す。川面に体を浮かべれば、真っ青な広い空が見つかる。天然の岩の滑り台を滑ったり、ロープで渡ったり。疲れた顔をしていたパパたちも、いつしか子供と一緒に破顔一笑。やっぱり自然が一番いい。
 キャニオニングは10月中旬まで体験できる。半日コースは大人8000円、小学生7000円。問い合わせはエヴァーグリーンアウトドアセンター0261・72・5150。

北京五輪:陸上 男子四百メートルリレー・塚原選手、メダル獲得へ懸命の声援 

 ◇JR岡谷駅前ビル内でイベント
 北京五輪の陸上男子四百メートルリレーに出場した岡谷市出身、塚原直貴選手(23)=富士通=を応援しようと、予選と決勝があった21、22の両日、同市のJR岡谷駅前にあるビル内で応援イベントが開かれた。日本初のメダル獲得へ、地元から懸命の声援を送った。
 市などが主催し、塚原選手の母校・岡谷北部中や東海大三高生徒ら多くの市民が参加。21日夜の予選には約150人が集まり、一走・塚原選手の好スタートに「頑張れ!」「なおきー」と声が上がった。日本が1組2位でゴールすると「やったー!」と大歓声。
 予選を見守った塚原選手の父実さん(59)は「やりました。よくやった。ありがとうございます」と顔を紅潮させてお礼。母むつ子さん(57)も「最高です。皆さんの応援が届いた」と喜んだ。今井竜五市長は「私たち岡谷の宝。いい走りだった。本当にうれしい」と語り、決勝の走りに期待を寄せた。
 北京五輪では日本陸上陣の成績が振るわない中、塚原選手は百メートルでただ1人準決勝に進み、2組7着だった。

SKF松本:歓迎吹奏楽合同演奏会 小中学生ら900人、演奏を披露 

◇小澤総監督、元気に指揮
 松本市の県松本文化会館で24日、「サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本」関連事業の「歓迎吹奏楽合同演奏会」が開かれた。県内外の金管バンドや吹奏楽部の小中学生ら約900人が参加、小澤征爾総監督指揮のもと演奏を披露した。
 雨天のため、毎年恒例の「歓迎吹奏楽パレード」は中止されたが、会場には多くの人が集まった。「聖者の行進」「威風堂々」「信濃の国」の3曲を披露。一時は体調不良も心配された小澤総監督だが、「リズムに乗って演奏しよう」などと生徒らに呼びかけ、大きな身ぶりで指揮した。
 演奏を聴いた菅谷昭・松本市長は「こんなに元気に指揮してもらい、うれしい」と笑顔であいさつした。

北京五輪:ボート女子 9位の岩本選手、諏訪市長らに報告

◇「納得のレースできた」
 北京五輪のボート女子軽量級ダブルスカルに出場し、日本女子として過去最高の9位と健闘した諏訪市出身の岩本亜希子選手(29)=アイリスオーヤマ=が25日、岡谷、諏訪両市長と下諏訪町長を訪問し、五輪のレース結果を報告した。
 このうち、県ボート協会長を務める青木悟・下諏訪町長への訪問では、青木町長が「女子が世界で活躍できるレベルまで育った。大会ごとに成長しているところがすごい」と語り、3大会連続出場の労をねぎらった。
 岩本選手は「決勝へ進めなかったのは残念だが、納得のいくレースができた。練習量をこなしたことが結果につながった」と報告。熊倉美咲選手(戸田中央総合病院ク)とのコンビについても「集中力が高かったと思う。ラストスパートの練習をし、準決勝、順位決定戦で追い上げができた」と笑顔で語った。
 今後、9月の全日本選手権(埼玉県戸田市)に出場予定で、当面は選手生活を続けるという。
 ◇カヌーの矢沢選手は飯田市長に報告
 飯田市出身者で初出場した北京五輪のカヌー・スラローム男子の矢沢一輝選手(19)が同日、同市の牧野光朗市長を訪ね、試合結果を報告した。矢沢選手は「試合は集中できたが、最後でミスをしてしまった」と初の五輪を振り返った上で「(4年後の)ロンドンにも出場し金を目指したい」と語り、早くも次回五輪への意欲を示した。

燃料高騰:窮状訴え 県トラック協、決起大会に250人

県内の運送業者でつくる県トラック協会(宮崎一治会長)は26日、総決起大会やデモ行進をして、燃料価格高騰による経営の窮状を訴えた。
 全国各地で同日実施された「経営危機突破全国一斉行動」の一環で、長野市内で開かれた総決起大会にはドライバーら約250人が参加。燃料サーチャージの導入▽燃料税の緊急減税▽高速道路料金の値下げ――の3項目を決議。県庁前などをデモ行進し「燃料価格の高騰反対」とシュプレヒコールを繰り返した。その後、宮崎会長らは県に支援を求める要望書を提出。「運送業界は私企業であるが公共性があり、営業はやめられない」と配慮を要請した。

リニア中央新幹線:Bルートで県内駅を 建設促進協が決議、国などに要望へ

 リニア中央新幹線の建設促進を目指す県協議会(会長・村井仁知事)の総会が27日、伊那市役所で開かれ、国と関係機関に対し「県内ルートは諏訪・伊那を通るBルートとし、県内に必ず駅を設置する」「沿線自治体と十分調整する」などを決議した。11月をめどに要望する方針だ。
 昨年12月にJR東海が南アルプスを貫く直線ルート案を発表したことに関し、望月孝光・県企画部長は「県はBルート推進の立場で沿線自治体の意見を聞くよう要請しており、一致団結をお願いしたい」とあいさつ。
 小坂樫男・伊那市長も「リニア新幹線は国家プロジェクトであり、地域の熱望や発展を望む意をくんでほしい」と力説した。
 出席したJR東海執行役員の宇野護・東海道新幹線21世紀対策副本部長は「私どもも智恵を絞る。皆さんとも考え方の調整をしていかねばならない」と述べた。宇野氏は取材に「安定経営が大前提であり、どういうことができるか考えたい」と話した。

北海道マラソン:佐久長聖高教員・高見沢選手V 駅伝部員ら大歓声

「先生やったね」。31日開催された北海道マラソンで、佐久市の佐久長聖高教員で駅伝部コーチの高見沢勝選手(27)が初優勝した。同校学生寮「聖修館」では駅伝部員ら30人がテレビで応援。20キロ過ぎにトップに立ち、そのまま逃げ切ると「やったー」の大歓声。「コーチ、すごいね」と大きな拍手が上がった。
 高見沢選手は、同校から山梨学院大を経て日清食品に就職。昨年の北海道で初マラソンながら堂々の2位に入った。3月、駅伝部の両角速監督のような指導者を目指し同校の情報担当教諭となり、駅伝部コーチに就任。高見沢選手は優勝インタビューで「教え子はまさか勝つとは思っていなかったのでは。今度は生徒の番。暮れの都大路駅伝で優勝させたい」と喜びを話した。

早生リンゴ:「つがる」収穫が最盛期

飯田・下伊那地域で早生(わせ)リンゴ種の「つがる」が収穫の最盛期を迎えている。飯田市座光寺で今年からリンゴ農家となった小林謙一さん(33)の畑でも、青々としたリンゴの木に所々ソフトボール大に赤く色付いた実がなり、収穫作業に追われている。
 埼玉県から脱サラで飯田に来た小林さんは、近くの農家から借りた果樹畑70アールのうち10アールで、つがるの栽培に挑戦。このところ、1日で150キロほど収穫して出荷している。
 JAみなみ信州などによると、今年の出来は7月から8月中旬の少雨の影響で全般的に小ぶりだが、糖度が高いという。

日銀経済動向:月例・県内金融経済動向、「弱めの動き続く」−−日銀松本支店 

 日銀松本支店(柳原良太支店長)は4日、月例の県内金融経済動向を発表した。「県経済は弱めの動きが続いている」とし、下方修正した前回7月の景気判断を据え置いた。同時に「雇用・所得も改善の動きが幾分弱まっている」と指摘した。
 同支店によると、輸出は減少し、個人消費もやや弱含んでいるという。IT関連機器・部品や機械などで生産が減少し「生産は弱めの動きが広がっている」と判断した。有効求人倍率が前月比で低下するなど、労働需要はやや減退。雇用者所得は8カ月ぶりに前年を下回った。

信州・読みたい:本「甲子園からの手紙〜松商野球の源流」

あの場面をテレビで見ていたのを何となく覚えている。

 91年4月5日の第63回選抜高校野球大会決勝、松商学園(松本市)−広陵(広島)戦。高く上がった飛球が七回から右翼の守備に回ったエース・上田佳範選手(現中日)を襲った。5−5の同点で迎えた九回裏2死一、二塁、背走する上田選手の頭の上をグラブの先を越えて白球が落ちた瞬間、熱闘は終わった。記者に残る松商学園の記憶である。

 くしくも65年前、第3回大会(1926年)の優勝戦は、同じ日に行われ同じ組み合わせだった。スコアは0−7。その試合の様子などを含めた松商野球の歴史を著した本を、同校の窪田文明教頭が出版した。

 14章の構成で13年の創部から甲子園で初優勝した28年までの15年間をたどり、松商野球の原点と草創期を描いた。学校に残る記念誌や交友会誌、当時の新聞記事などの資料をまとめたもので、当時の貴重な写真などが収められ、編集の苦労が伝わってくる。

 今年は夏の甲子園に全国最多35回目の出場を果たした。うち優勝1回、準優勝1回、ベスト4が3回。春は15回出場のうち準優勝2回、ベスト4が2回の輝かしい記録が残る。

 本は「負けてたまるかという生徒たちのささやかな気持ちと不屈の精神、その気持ちに応えようとする教師の熱い思いから始まった。その精神が引き継がれていく限り、さらに未来に向かって、新しい歴史が積み重ねられていくことであろう」と結ぶ。

 培われた伝統と歴史をよそに、最近は甲子園に出場しても早々に敗退することが多い。全国最多の出場回数だけを誇りにしてほしくない。「91年の時のような活躍を」。当時の松商を知る多くの人は願っているはずだ。

SKF松本:芸術の秋 観衆魅了し終演

クラシック音楽の祭典「サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本」は9日夜、28日間の公演に幕を下ろした。今年は小澤征爾総監督の体調が当初心配されたが、予定通り公演をこなした。期間中13公演に約1万7200人がレベルの高い音楽に酔いしれると共に、次世代を担う青少年のための音楽会など「若手音楽家・青少年育成事業」に約2万2900人が参加した。
 この日催された最終公演・Bプログラムでは、小澤総監督指揮の下、松本市出身のフルート奏者、中條秀記氏らによってマーラーの交響曲第1番ニ長調「巨人」などが演奏された。小澤総監督がマーラーの交響曲第1を指揮するのは約15年ぶりで、楽譜を見ずに力強く全身を使い、観衆を魅了した。

スキー:中国勢、冬季五輪も…ジャンプ選手が夏山合宿中 県教育長を表敬訪問 

◇日本の施設「素晴らしい」
 日中滑雪(スキー)連携――。中国吉林省のスキージャンプ選手が長野の夏山で合宿に励んでいる。「スキー訓練隊」の一行が16日、雪をも溶かしそうな熱烈歓迎ムードの中、県庁の山口利幸教育長を表敬訪問した。
 訓練隊の受け入れは、アジアでのスキー振興が目的。中国には夏季に練習できるジャンプ台が整備されていないことから、80年から続いている。県スキー連盟は、同省の滑雪協会と友好関係があり、これまでもエアリアル・ウオータージャンプ、スノーボードなどの競技の訓練隊を受け入れてきた。
 この日訪れたのは、同省通化市体育運動学校の張桂珍(ちょうけいちん)コーチと06年のトリノ冬季五輪に出場した楊光(ようこう)選手(23)ら11人。7月から飯山市で練習を始め、9月8日から白馬村で合宿を積んでいる。
 張コーチが「練習は順調で長野での生活も楽しい。とても感謝している。ぜひ吉林省にも来てほしい」と謝辞を述べると、教育長は「北京五輪での中国の成績に驚きと敬意を感じた。冬季五輪でも活躍できるよう、思い出深い訓練にしてほしい」と激励し、16年の東京五輪招致バッジなどを手渡した。
 今年は、スキージャンプ経験者の男子大学生の他、初心者の女子中学生(13〜16歳)を中心に来県。紀敏(きびん)さん(16)は「日本のジャンプ台はけがをしにくくて安全で素晴らしい。訓練で学んだことを生かし、国際舞台で活躍したい」と、合宿での手応えを語った。訓練隊は10月1日に帰国の途に就く。

事故米食用転売:汚染米卵焼き、県内でも給食に さらに拡大の可能性も

汚染米の不正転売問題が県内の学校給食にも波及した。20日に長野市教委が明らかにしたのを皮切りに06〜08年度にかけて、千曲、安曇野両市など26市町村と1組合の130校に提供された卵焼きなどに汚染米の米粉でんぷんが使われた可能性があると、県教委が明らかにした。健康被害は確認されていない。県教委は市町村教委に25日までに調査、報告するよう呼びかけている。
 県教委によると、食品卸業「ナガキュウ」(松本市)と「県学校給食会」(長野市)松本支部が卵焼きやオムレツを46の給食センターや学校に納め、121回提供されていた。卵焼きなどは「すぐる食品」(東京都目黒区)がでんぷん製造業「島田化学工業」(新潟県長岡市)が製造した汚染米の米粉でんぷんを使って作った。
 問題は学校給食だけでなく保育園にも広がった。長野市は市内57の公・私立保育園で05年9月から07年3月にかけて同様の卵焼き3種類が給食として出されていたと発表した。同様の商品の取り扱いがあった「丸水長野県水」(長野市)についても現在調べている。
 ナガキュウの赤羽博社長は取材に「想定外のことで、驚いている。老人ホームなどにも、問題の卵焼きを出荷した可能性があり、現在調べている」と語った。

自分たちで育てた小麦でパン作り 松本市の中山小学校

松本市立中山小学校の5年生40人が22日、栽培したパン用硬質小麦「ユメアサヒ」を使い、同市白板の松本調理師製菓師専門学校でパン作りをした。食材を育ててから食べるまでの流れを体験し、食物の大切さや地産地消を意識しようと、松本市などが企画した。

 同校は近くの畑約300平方メートルを借り、昨年11月からユメアサヒを栽培。児童が麦踏みや刈り取りもして約90キロを収穫した。このうち、製粉した約20キロの小麦粉をパンに使った。

 児童は機械で練った生地の切り分けと、食パン型に入れての成型などに挑戦。はかりを見ながら注意深く重さを量ったり、指導を受けて生地を丸めたりした。パンが焼けると歓声が上がった。川上紗季さん(11)は「生地がねばねばするのにびっくりした。刈り取りなど頑張って小麦を作ったので、パンも味わって食べたい」と話していた。

2008/9/23

栽培した小麦「ユメアサヒ」の粉でパンを作る中山小5年生


 

信州・野生の横顔:ミヤマクワガタ 大あご武器に争う

子供たちに人気の昆虫といえば、カブトムシと並んでクワガタムシが挙げられる。夏の雑木林でクヌギやナラの樹液には多くの昆虫が集まるが、中でも力の強いクワガタムシとカブトムシは横綱的存在で、これに対抗できるのはスズメバチくらいだ。
 8月半ば、松本市郊外の里山でクヌギの樹液に来たミヤマクワガタの雄を見つけた。はさみのような頭部の大あごは他の虫と争う時の強力な武器で、カブトムシも大あごではさんで投げ飛ばす。
 近づいて「ハッ」とした。すぐ横にオオスズメバチがいる。両者はわずかな距離を置いて樹液を吸っていた。子供時代、虫捕りに行った雑木林で同様の場面に遭遇し、手が出せず「スズメバチさえいなければ……」と思ったことが懐かしい。
 ミヤマクワガタはやや山地性の種だ。乾燥に弱く、都市化の進展で数が減っているという。カブトムシの良きライバルとしても、今後も健在でいてほしい。

選挙:衆院選・長野4区 矢崎氏が出馬決意 民主・羽田氏に伝える

 次期衆院選長野4区に民主党県連から出馬要請を受けた茅野市出身の毎日新聞記者、矢崎公二氏(49)は30日、東京都内で党最高顧問の羽田孜元首相と面会し、出馬する決意を伝えた。4日にも正式表明する。羽田元首相は「古里の代表として精いっぱい頑張ってほしい」と激励したという。
 面会後、矢崎氏は取材に対し「政治が大きく動き出している。日本の将来を決める大切な時期。悩んだが、地域の再生と政権交代のため、お役に立てればと思う」と語った。
 4区では、自民現職の後藤茂之(52)▽共産新人の上田秀昭(54)▽国民新党元職の木下厚(64)の3氏が出馬を予定。民主と国民新党の選挙協力は今のところ困難な情勢で、4氏の争いとなる公算が大きくなった。